Press Release

ピアソンVUEによる最新の IT 受験者アンケート調査「Value of IT Certification」で判明した、困難な時代における IT 認定資格の利点


米国 ミネソタ州 ブルーミントン — 2021 年 5 月 25 日

世界が COVID-19 危機から徐々に回復していく中で、IT 業界は企業が「ニューノーマル」に適応するのを支援する最適な立場にあります。2020 年はパンデミックの影響がすべての業界に及んだことで、行動やプロセスが変化し、企業や消費者によるテクノロジーの導入がかつてないほど急速に進みました。

ピアソンVUE は、最新の「Value of IT Certification (IT認定の価値)」レポートを本日公開しました。このレポートは、受験者が IT 認定資格を取得する理由を探り、認定が個人と雇用者の両方にどのように役立つかについての詳細な洞察を提供します。

最新の調査結果は、世界的な大変動の時期を含む 2019 年 11 月から 2020 年 10 月までの間に IT 認定試験を受験した 29,000 人の受験者からの回答によるものです。回答者は 世界 160か国* に及び、初めて認定を取得した人から、複数の IT 資格を保有している経験豊富な IT プロフェッショナルまで多岐にわたります。

22020 年は間違いなく困難な年でしたが、世界の IT 業界は回復力があることが証明されました。本調査によると、個人の成長機会を提供するだけでなく、特定のビジネス上の課題に対処するためにも、組織が認定資格を信頼していることがわかります。

— Pearson アセスメント 代表 ボブ・ウェラン

世界的なパンデミックも認定資格の取得の妨げにならず

コンピュータ・ベースト試験およびライセンス試験の世界的リーダーであるピアソンVUE は、認定試験によるスキルの検証は、キャリアの発展段階に関わらずプロフェッショナルにとって引き続き重要であることを明らかにしています。世界的パンデミックにより、雇用者の従業員トレーニングの予算は大幅に削減され、認定試験プログラムは必然的に影響を受けましたが、IT スペシャリストは、エンプロイアビリティ (雇用され得る能力) や給与を向上させるためのスキルアップに引き続き取り組んでいます。

2020 年には、IT 認定試験は前年比で 16% 増加しました。世界各国でロックダウンが実施される中、受験者は、認定資格の追求を継続するために、ピアソンVUE のオンライン監督ソリューションである OnVUE に目を向けました。オンライン試験配信は 300% 以上増加しました。COVID-19 の影響が新しい認定を取得する動機付けの要因であると回答した受験者 (30%) は、 他の IT 分野よりもクラウドコンピューティングの認定を追求する傾向がありました。

企業のリモートワーク移行と共に成長するクラウド認定

COVID-19 が組織のデジタルツール採用を加速させるにつれ、クラウドコンピューティングのスキルに対する需要が大幅に増加したことが、この調査によって明らかになりました。ほぼすべての企業が何らかの形のリモートワークに移行しているため、多くの企業はクラウド・ベースのプラットフォームを拡張 (およびそのようなテクノロジーを理解している開発者を採用) することにより、パンデミック時に自宅から効果的に作業するために必要なリソースに従業員がアクセスできるようにしました。アンケートの回答によると、2020 年に取得したすべての認定の 28% はクラウドコンピューティング (IaaS、PaaS、およびSaaS) であり、164% の増加に相当します (前回の「Value of IT Certification」調査と比較)。

昇進につながる認定取得

IT 認定試験の結果により昇進または昇給を希望していた受験者の 61% は、ピアソンVUE の本調査のアンケートを受けるまでに昇進していました。

テクノロジーが進化し続け、IT プロフェッショナルがビジネスを進展させるためのより効率的なソリューションの発見に努めているため、スキルアップの必要性は最優先事項です。回答者の 73% は、スキルアップやテクノロジーのトレンドの変化に対応するための特定の知識やコンピテンシーを得るために、IT 認定の取得を目指していました。認定取得の目標を達成したかどうかを尋ねたところ、スキルアップに最も関心のある受験者 (82%) が最も高い成功率を示しました。

認定取得は自信を高め、生涯にわたる活動となる

受験者は認定取得により、能力に対する自信の向上 (91%)、成功への決意の高まり (84%)、同僚からの評価されていると感じる (76%)、仕事に対する満足度の向上 (76%)、仕事における自主性の向上 (74%) といった内発的メリットを享受しています。

認定資格は、実際の仕事の状況に応用できる場合に明らかに高く評価されます。認定資格を取得することの感情的なメリットは、プロフェッショナルがキャリアを通じてスキルアップを続けるための原動力です。調査対象の 24 歳未満の受験者の保有する平均的な認定数が 4 に対し、55 歳以上は 10 の認定を取得しています。2020 年に認定を取得した受験者の 86% は、今後 12か月間でさらなる認定取得を目指す予定です。

IT 資格をサポートする雇用者は、より生産的、効率的および忠実な労働力を実現

従業員の認定資格プログラムをサポートする雇用者は、従業員の生産性、効率性、充実度、および忠誠心の向上に大幅な改善を経験しています。雇用者が認定取得のための費用を負担した場合、従業員は社外に新しい機会を求めようとする傾向が弱く (87%に対して74%)、結果的に従業員の離職率が低下しています。

Pearson アセスメントの代表であるボブ・ウェランは、次のように述べています。「2020 年は間違いなく困難な年でしたが、世界の IT 業界は回復力があることが証明されました。本調査によると、個人の成長機会を提供するだけでなく、特定のビジネス上の課題に対処するためにも、組織が認定資格を信頼していることがわかります。私たちは、世界中の IT プロフェッショナルからのこれらの洞察に非常に勇気づけられています。彼らは困難な状況にもかかわらず、新しい認定を積極的に受け入れ、パンデミックによって加速されたデジタルトランスフォーメーションの急速な進行を継続していく準備ができているのです。」

レポートの全文 [英語] をダウンロードするには、 www.pearsonvue.com/voc にアクセスしてください。

詳細は、英語のプレスリリースをご覧ください。


補足事項:

  • 中国、インド、日本、その他のアジア太平洋 (APAC)、北米、ラテンアメリカ、中東、アフリカの受験者よりアンケートの回答を得ました。各地域からの回答を正規化するために、グローバルでの加重平均値を算出しました。
  • *GDPR により、英国とヨーロッパ諸国は含まれていません。また、CAN-SPAM 法に準拠するカナダも含まれていません。
  • 43 の認定団体が本調査に参加しました。