起業家精神がもたらす力:グローバル・ビジネス開発担当シニア・バイスプレジデント、レイ・マレーに聞く

起業家精神がもたらす力:グローバル・ビジネス開発担当シニア・バイスプレジデント、レイ・マレーに聞く


茶色い髪、青い瞳、中年の白人男性

Ray Murray,
グローバル・ビジネス開発担当 シニア・バイスプレジデント

ピアソンVUE で配信される試験は、成長の促進や、試験認定団体がその業界で期待に応えるための助けになるなど、世界中のコミュニティで直接的なプラスの効果を生み出しています。このシリーズでは、ピアソンVUE がこのような貢献を実現する方法について掘り下げるために、当社のビジネスに携わり、アセスメントの特定の分野で持続的な影響力を持つ人物にインタビューします。

今回は、グローバル・ビジネス開発担当シニア・バイスプレジデントに就任したばかりのレイ・マレーに話を聞きました。レイは 28 年近くにわたり、ピアソンVUE の世界中の組織でさまざまな職務を歴任してきました。ピアソンVUEでのキャリアは、オーストラリアのシドニーオフィスで 3 人目の従業員として採用されたことから始まり、最初の役割はカスタマーサポートアドボケイト (CSA) および試験監督員でした。そこから役職の階級を駆け上がり、当社のグローバル・ビジネス開発チームを率いるまでになりました。彼は5 つの大陸で生活し、勤務し、学んだ経験があり、3か国語 (アラビア語、フランス語、英語) の文学士号を取得し、さらに MBA に向けた課程を履修しています。家族とともに世界中を旅すること、歴史、さまざまな宗教や形而上学を学ぶこと、さらに物作りや、趣味でやっている農園でトラクターに乗ることを楽しんでいます。

そんな彼にもできないことはあるのでしょうか。早速確かめてみましょう。

新しい役職への就任おめでとうございます。あなたについてもっとよく知りたいので、まずは自身のことを聞かせてください。活力になっているものや、インスピレーションを与えてくれるものはなんですか?

私はモロッコで生まれ育ちました。両親はともにオーストラリア人で、ヒッピートレイル(ヒッピーが作った旅のスタイル) の果てにモロッコにたどり着きました。でも、二人はいつも「ヒッピー」の話の部分は否定しますけどね。私はカスバという城塞に囲まれた町で、金髪碧眼のイスラム教徒の子供としてアラビア語とフランス語を話して育ちました。最初に英語を学んだのは15歳のときです。私はいつも、労働倫理や、正しいことを行うこと、そして今も続く母からの教えを大切にしてきました。そして常に、起業家精神や、事業開発、取引の交渉に魅力を感じています。

初めて物を売る仕事をしたのは 9 歳のときでした。リグレーのガムやウィンストンのたばこを 1 箱買って、それをばら売りにすることで利益を得ていました。やがてその仕事は大きくなり、物を売る仲間を管理するようになりました。仲間にお金を払って、私がやっていたのと同じ仕事をするように管理したのです。12 歳のときにはニワトリを飼育するビジネスをやっていて、鶏肉をマラケシュ地域の五つ星ホテルに売っていました。それからさらに、井戸の掘削業を始め、こうしたビジネスすべてを、学校に通いながらこなしていました。それから何年もたち、シドニーのビジネススクールに通っていた 1994 年に、Sylvan Learning と Virtual University Enterprises でアルバイトとしての試験監督員の仕事に就きました。こうして、私のピアソンVUE でのキャリアが始まりました。

28 年後の今、こうしてインタビューを受けています。たばこ売りから始まって、教育と認定の分野で最高峰のグローバルスタンダードを提供する仕事への転身は、なかなかの出世と言えますよね。

活力になっていることや、インスピレーションを与えるものですね?それは、困難なことの実現すること、障壁を取り除くこと、課題の克服すること、そして自分の間違いから学ぶことです。誰かが、私やチームが築きあげたものを土台にして、そこから力を得たり成功したりするのを見ても、もちろん、とても感動します。また、私たちの仕事が世界に変化をもたらすことや、教育と認定を通じて人々の毎日の生活が変わっていくことからも、活力を得ることができます。

(皆さんも、毎年当社が携わっている、Certiport の世界大会を見ることを強くお勧めします。これを見ると、一人ひとりの学生の人生を向上させることに貢献していることを思い出させてくれます。)

Q.グローバル・ビジネス開発の責任者という新しい立場で生かせる主な経験について教えてください。

まず、チームに関する経験があります。互いに信頼し刺激し合う、勤勉で意欲があり、団結力のある優れたチーム、しっかりとしたビジョンを持ったチーム、役割の一環として日常業務の中で報酬と目的に対する意識の両方を持っていると感じられるチーム、これらのどれかが欠けていれば、大きなことは成し遂げられないと学んだ経験が生かせるでしょう。このようなチーム作りは難しく、時間と経験が必要で、すべてをまとめるには非常に粘り強く対応する必要があります。それでも、やらなければなりません。成功に欠かせないからです。

また、ピアソンVUE での私の長きにわたる在職期間は、大体 2 つに分けられます。前半はアジア太平洋地域を拠点として、この地域の市場開発を行っていました。そして後半は、現在にいたるまで、北米を拠点としてグローバル IT ビジネスの発展に尽くしてきました。そのため、複数の国にまたがる事業において、地域に固有の考え方や行動、そしてどんな課題があるかを心得ています。これは 14 年間の経験によるものです。また、本社の人間がどのように行動し、ビジネスを運営するか、また、そこでの課題についても理解しています。ここでも 14 年の経験が生きています。

現在の職務では、こうした 2 つの異なる世界を統括することが仕事です。どちらか一方を変えるのではなく、双方の違いや視点を尊重するやり方で、互いに学びながら、共通の目的に向かって足並みを揃えていきます。その地域に適したやり方をしながら、地理的な場所にとらわれず、グローバルに考える。これが、私が最も重点を置いて進めたいと考えていることです。

Q.過去に成し遂げたことで、一番誇りに思っていることを教えてください。

美しい妻を説得して結婚できたことと、これまで25年間も一緒にいることです。これは奇跡です。もちろん、素晴らしい子どもたちのジャックとライラのこともです。

仕事の成果で最も(?) 誇りに思っているのはチームです。12 年ほど前に、業績の振るわない IT ビジネス部門を担当し、800% の成長率を達成し、最も小さな部門から、ピアソンVUE で最も大きな部門の 1 つへと成長させました。

ですが、これまでで一番大きな成功は、長年かけて作り上げたあのチームです。今では「IT Biz Dev チーム」として知られています。とてつもなく優秀な個人の集まりで、彼らが団結したら誰にもとめられない伝説的なチームです。幾つかのチームを拡大し、再びひとつにまとめてチームを作ることを楽しみにしています。その計画はすでに始まっており、うまくいっています。

Q.過去の課題や失敗について、そこから教訓を得たり、キャリア開発で役立ったことを教えていただけますか。

失敗は嫌いです。私は失敗をすると個人的に受け止め、立ち直るのに時間がかかるので、そのため、失敗に対する恐れが私を突き動かしています。このことから、成功のためにはときには失敗も必要だということと、失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないのであれば、失敗しても構わないということを学びました。

Q.ピアソンVUE の未来を考えたときに、最も胸が躍ることはなんですか?

ピアソンVUE の未来を思い描き、それが Workforce Skills や D2C (Direct-to-Consumer) を含む新しいピアソンのビジョンと方向性の全体像にどのように当てはまっていくのかを想像すると、本当に心が躍ります。ピアソンVUE に限って言えば、未来は本当に明るいと思います。今日の私たちのように、マーケットリーダーとしてのポジションを確立しながら大きな成長の可能性を秘めている企業はめったにないと、チームによく話しています。

スキルの検証、認定、資格に対するニーズはすべて高まっています。確かに、この業界は今、プライバシー、価格に対する圧力、テクノロジーなど、さまざまな領域で変革のさなかにあります。ただし、そうしたことを正しく理解さえしていれば、市場規模と拡大可能な最大市場規模は、ともに拡大していきます。

国際的には、当社はまだ歩み始めたばかります。そのため、今後の米国外での成長が非常に楽しみです。大半の企業で需要を創出しなくてはなりませんが、当社の需要は確実にあります。私たちに必要なことは、需要のあるところでそれを満たし、その際には、適切かつ歓迎される方法で行うことです。

Q.まだ始まったばかりですが、自身やチームの短期目標や中期目標について教えてください。

とてもいい質問ですね。まず、学ぶことと、最新の情報を知ることが必要です。それぞれの地域について、学ぶことと、知るべき情報が山ほどあります。もちろんピアソンVUE での最初の 14 年間で培った直観と地域に関する全般的な見識はありますが、変化したこともあります。

2つ目は、チームをまとめることです。信頼感を植え付け、互いを頼りにできる関係を築き、共通の目標に向かって支え合う、24 時間稼働するチームを作ることが必要です。私たちはローカルに活動し、グローバルに考えることが必要です。

3つ目は、世界の地域と事業セグメントをいくつかに分類する必要があります。分類は、成功のために求められているものや、より良いパートナーシップなのかどうか、より良いテクノロジーなのか、ローカライズが進んでいるか、という具合です。また、過去に適切に対応してこなかった領域で有利なスタートをきり、競争力を高めるために、特徴のある領域やそれが重複している領域を特定してチームに割り当て、ニーズに応えるように努めなくてはなりません。

Q.趣味や楽しんでいること、リラックスするための方法について教えてください。

モノを作ることが好きで、木や石、金属を使って何かを作っているとリラックスできます。やや難しく、しっかり考えたり、計画を立てたりすることが必要なものなどです。常に何かしら物を作っています。中には数か月がかりでプランを練るものもあります。お気に入りの作品に、3 階建てのツリーハウスがあります。これは私と子どもたちとで、夏に 3 年かけて作ったものです。木製の浮桟橋には滑り台を付けました。ロープで空中を移動できるジップライン、5m 近くある湖への飛び込み台、小さなキッチン、自動で水やりのできる菜園も付いているんですよ。工学を学び、計画し、デザインし、眠るときに頭の中で計画を思い描いたり、資材を検索するといったプロセスが好きです。興味深いことに、プロジェクトの終わりにはいつも同じ感情がわいてきます。それは達成感と、プロジェクトが終わってしまった寂しさが入り交じった気持ちです。

Q.最後に、苦手なことや、まだ学ぼうとしていることはありますか?

苦手なことはたくさんあります。たとえば世間話です。これはいまの職業では決して理想的なことではありません。

物作りが好きだという話をしましたが、物作りプロジェクトのために微細で複雑な部分を作業する忍耐力は実はありません。細かい点や仕上げにこだわるのは得意ではないので、学ぼうとはしていますが、楽しい作業に感じないのが本音です。自分よりもずっと上手く、そして早くできる人がいる場合は大抵その人にまかせます。

私はせっかちなときがあり、それを長所だと考えようとしていますが、それは短所だと誰もが知っています。現在はこの部分に向き合っています。

甘いものを控えること、これが苦手なことであり、学びたいことです。誰かコツを教えてください。  😊


About Pearson VUE

Pearson VUE has been a pioneer in the computer-based testing industry for decades, delivering more than 16 million certification and licensure exams annually in every industry from academia and admissions to IT and healthcare. We are the global leader in developing and delivering high-stakes exams via the world's most comprehensive network of nearly 20,000 highly secure test centers as well as online testing in over 180 countries. Our leadership in the assessment industry is a result of our collaborative partnerships with a broad range of clients, from leading technology firms to government and regulatory agencies. For more information, please visit PearsonVUE.com.

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+44 (0) 7824 313448
greg.forbes@pearson.com
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ピアソンVUE で配信される試験は、成長の促進や、試験認定団体がその業界で期待に応えるための助けになるなど、世界中のコミュニティで直接的なプラスの効果を生み出しています。このシリーズでは、ピアソンVUE がこのような貢献を実現する方法について掘り下げるために、当社のビジネスに携わり、アセスメントの特定の分野で持続的な影響力を持つ人物にインタビューします。

今回は、グローバル・ビジネス開発担当シニア・バイスプレジデントに就任したばかりのレイ・マレーに話を聞きました。レイは 28 年近くにわたり、ピアソンVUE の世界中の組織でさまざまな職務を歴任してきました。ピアソンVUEでのキャリアは、オーストラリアのシドニーオフィスで 3 人目の従業員として採用されたことから始まり、最初の役割はカスタマーサポートアドボケイト (CSA) および試験監督員でした。そこから役職の階級を駆け上がり、当社のグローバル・ビジネス開発チームを率いるまでになりました。彼は5 つの大陸で生活し、勤務し、学んだ経験があり、3か国語 (アラビア語、フランス語、英語) の文学士号を取得し、さらに MBA に向けた課程を履修しています。家族とともに世界中を旅すること、歴史、さまざまな宗教や形而上学を学ぶこと、さらに物作りや、趣味でやっている農園でトラクターに乗ることを楽しんでいます。

そんな彼にもできないことはあるのでしょうか。早速確かめてみましょう。

新しい役職への就任おめでとうございます。あなたについてもっとよく知りたいので、まずは自身のことを聞かせてください。活力になっているものや、インスピレーションを与えてくれるものはなんですか?

私はモロッコで生まれ育ちました。両親はともにオーストラリア人で、ヒッピートレイル(ヒッピーが作った旅のスタイル) の果てにモロッコにたどり着きました。でも、二人はいつも「ヒッピー」の話の部分は否定しますけどね。私はカスバという城塞に囲まれた町で、金髪碧眼のイスラム教徒の子供としてアラビア語とフランス語を話して育ちました。最初に英語を学んだのは15歳のときです。私はいつも、労働倫理や、正しいことを行うこと、そして今も続く母からの教えを大切にしてきました。そして常に、起業家精神や、事業開発、取引の交渉に魅力を感じています。

初めて物を売る仕事をしたのは 9 歳のときでした。リグレーのガムやウィンストンのたばこを 1 箱買って、それをばら売りにすることで利益を得ていました。やがてその仕事は大きくなり、物を売る仲間を管理するようになりました。仲間にお金を払って、私がやっていたのと同じ仕事をするように管理したのです。12 歳のときにはニワトリを飼育するビジネスをやっていて、鶏肉をマラケシュ地域の五つ星ホテルに売っていました。それからさらに、井戸の掘削業を始め、こうしたビジネスすべてを、学校に通いながらこなしていました。それから何年もたち、シドニーのビジネススクールに通っていた 1994 年に、Sylvan Learning と Virtual University Enterprises でアルバイトとしての試験監督員の仕事に就きました。こうして、私のピアソンVUE でのキャリアが始まりました。

28 年後の今、こうしてインタビューを受けています。たばこ売りから始まって、教育と認定の分野で最高峰のグローバルスタンダードを提供する仕事への転身は、なかなかの出世と言えますよね。

活力になっていることや、インスピレーションを与えるものですね?それは、困難なことの実現すること、障壁を取り除くこと、課題の克服すること、そして自分の間違いから学ぶことです。誰かが、私やチームが築きあげたものを土台にして、そこから力を得たり成功したりするのを見ても、もちろん、とても感動します。また、私たちの仕事が世界に変化をもたらすことや、教育と認定を通じて人々の毎日の生活が変わっていくことからも、活力を得ることができます。

(皆さんも、毎年当社が携わっている、Certiport の世界大会を見ることを強くお勧めします。これを見ると、一人ひとりの学生の人生を向上させることに貢献していることを思い出させてくれます。)

Q.グローバル・ビジネス開発の責任者という新しい立場で生かせる主な経験について教えてください。

まず、チームに関する経験があります。互いに信頼し刺激し合う、勤勉で意欲があり、団結力のある優れたチーム、しっかりとしたビジョンを持ったチーム、役割の一環として日常業務の中で報酬と目的に対する意識の両方を持っていると感じられるチーム、これらのどれかが欠けていれば、大きなことは成し遂げられないと学んだ経験が生かせるでしょう。このようなチーム作りは難しく、時間と経験が必要で、すべてをまとめるには非常に粘り強く対応する必要があります。それでも、やらなければなりません。成功に欠かせないからです。

また、ピアソンVUE での私の長きにわたる在職期間は、大体 2 つに分けられます。前半はアジア太平洋地域を拠点として、この地域の市場開発を行っていました。そして後半は、現在にいたるまで、北米を拠点としてグローバル IT ビジネスの発展に尽くしてきました。そのため、複数の国にまたがる事業において、地域に固有の考え方や行動、そしてどんな課題があるかを心得ています。これは 14 年間の経験によるものです。また、本社の人間がどのように行動し、ビジネスを運営するか、また、そこでの課題についても理解しています。ここでも 14 年の経験が生きています。

現在の職務では、こうした 2 つの異なる世界を統括することが仕事です。どちらか一方を変えるのではなく、双方の違いや視点を尊重するやり方で、互いに学びながら、共通の目的に向かって足並みを揃えていきます。その地域に適したやり方をしながら、地理的な場所にとらわれず、グローバルに考える。これが、私が最も重点を置いて進めたいと考えていることです。

Q.過去に成し遂げたことで、一番誇りに思っていることを教えてください。

美しい妻を説得して結婚できたことと、これまで25年間も一緒にいることです。これは奇跡です。もちろん、素晴らしい子どもたちのジャックとライラのこともです。

仕事の成果で最も(?) 誇りに思っているのはチームです。12 年ほど前に、業績の振るわない IT ビジネス部門を担当し、800% の成長率を達成し、最も小さな部門から、ピアソンVUE で最も大きな部門の 1 つへと成長させました。

ですが、これまでで一番大きな成功は、長年かけて作り上げたあのチームです。今では「IT Biz Dev チーム」として知られています。とてつもなく優秀な個人の集まりで、彼らが団結したら誰にもとめられない伝説的なチームです。幾つかのチームを拡大し、再びひとつにまとめてチームを作ることを楽しみにしています。その計画はすでに始まっており、うまくいっています。

Q.過去の課題や失敗について、そこから教訓を得たり、キャリア開発で役立ったことを教えていただけますか。

失敗は嫌いです。私は失敗をすると個人的に受け止め、立ち直るのに時間がかかるので、そのため、失敗に対する恐れが私を突き動かしています。このことから、成功のためにはときには失敗も必要だということと、失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないのであれば、失敗しても構わないということを学びました。

Q.ピアソンVUE の未来を考えたときに、最も胸が躍ることはなんですか?

ピアソンVUE の未来を思い描き、それが Workforce Skills や D2C (Direct-to-Consumer) を含む新しいピアソンのビジョンと方向性の全体像にどのように当てはまっていくのかを想像すると、本当に心が躍ります。ピアソンVUE に限って言えば、未来は本当に明るいと思います。今日の私たちのように、マーケットリーダーとしてのポジションを確立しながら大きな成長の可能性を秘めている企業はめったにないと、チームによく話しています。

スキルの検証、認定、資格に対するニーズはすべて高まっています。確かに、この業界は今、プライバシー、価格に対する圧力、テクノロジーなど、さまざまな領域で変革のさなかにあります。ただし、そうしたことを正しく理解さえしていれば、市場規模と拡大可能な最大市場規模は、ともに拡大していきます。

国際的には、当社はまだ歩み始めたばかります。そのため、今後の米国外での成長が非常に楽しみです。大半の企業で需要を創出しなくてはなりませんが、当社の需要は確実にあります。私たちに必要なことは、需要のあるところでそれを満たし、その際には、適切かつ歓迎される方法で行うことです。

Q.まだ始まったばかりですが、自身やチームの短期目標や中期目標について教えてください。

とてもいい質問ですね。まず、学ぶことと、最新の情報を知ることが必要です。それぞれの地域について、学ぶことと、知るべき情報が山ほどあります。もちろんピアソンVUE での最初の 14 年間で培った直観と地域に関する全般的な見識はありますが、変化したこともあります。

2つ目は、チームをまとめることです。信頼感を植え付け、互いを頼りにできる関係を築き、共通の目標に向かって支え合う、24 時間稼働するチームを作ることが必要です。私たちはローカルに活動し、グローバルに考えることが必要です。

3つ目は、世界の地域と事業セグメントをいくつかに分類する必要があります。分類は、成功のために求められているものや、より良いパートナーシップなのかどうか、より良いテクノロジーなのか、ローカライズが進んでいるか、という具合です。また、過去に適切に対応してこなかった領域で有利なスタートをきり、競争力を高めるために、特徴のある領域やそれが重複している領域を特定してチームに割り当て、ニーズに応えるように努めなくてはなりません。

Q.趣味や楽しんでいること、リラックスするための方法について教えてください。

モノを作ることが好きで、木や石、金属を使って何かを作っているとリラックスできます。やや難しく、しっかり考えたり、計画を立てたりすることが必要なものなどです。常に何かしら物を作っています。中には数か月がかりでプランを練るものもあります。お気に入りの作品に、3 階建てのツリーハウスがあります。これは私と子どもたちとで、夏に 3 年かけて作ったものです。木製の浮桟橋には滑り台を付けました。ロープで空中を移動できるジップライン、5m 近くある湖への飛び込み台、小さなキッチン、自動で水やりのできる菜園も付いているんですよ。工学を学び、計画し、デザインし、眠るときに頭の中で計画を思い描いたり、資材を検索するといったプロセスが好きです。興味深いことに、プロジェクトの終わりにはいつも同じ感情がわいてきます。それは達成感と、プロジェクトが終わってしまった寂しさが入り交じった気持ちです。

Q.最後に、苦手なことや、まだ学ぼうとしていることはありますか?

苦手なことはたくさんあります。たとえば世間話です。これはいまの職業では決して理想的なことではありません。

物作りが好きだという話をしましたが、物作りプロジェクトのために微細で複雑な部分を作業する忍耐力は実はありません。細かい点や仕上げにこだわるのは得意ではないので、学ぼうとはしていますが、楽しい作業に感じないのが本音です。自分よりもずっと上手く、そして早くできる人がいる場合は大抵その人にまかせます。

私はせっかちなときがあり、それを長所だと考えようとしていますが、それは短所だと誰もが知っています。現在はこの部分に向き合っています。

甘いものを控えること、これが苦手なことであり、学びたいことです。誰かコツを教えてください。  😊