2023年のスタートに向けたゲイリー・ゲイツからのご挨拶

2023年のスタートに向けたゲイリー・ゲイツからのご挨拶


スマート・カジュアルなブルーのワイシャツを着た中年の白人男性

ゲイリー・ゲイツ 博士
マネージング・ディレクター

2022年2月にピアソンVUEのマネージング・ディレクターに就任した、ゲイリー・ゲイツが過去1年の課題と成功を振り返り、2023年、そして今後当社の重点項目とすべき内容について語ります。

就任から1年が経ちましたが、最高の成果と最大の課題は何だと思いますか?

私にとって2022年の最大の課題は、20年以上にわたりピアソンVUEの運営において多大な成功を収めてきたボブ・ウェーランの後を、事業を一瞬たりとも中断させることなくスムーズに引き継ぐことだったと思います。私がこの課題にうまく対応できたかどうかは追って明らかになると思いますが、今のところ順調です。

今年最大の成果としては、まず、ビジネスを成長させ続けるために1つの素晴らしいチームとして協力し合えたことが挙げられます。このことは、新しい契約をいくつも獲得したことや、更新の時期を迎えていた大口契約をすべて維持できたことに現れています。ほかにもいくつか重要な戦略的投資を行いました。中でも注目に値するのが、Prepona(南米のコンピュータベースド試験の大手企業)の少数株式の取得と、PDRI(Personnel Decisions Research Institutes)買収のための契約締結です。PDRIは労働力評価サービスの信頼できるプロバイダーで、米国連邦政府との関係において重要な専門知識を持っています。

2023年と2024年に目を向けると、当社のすべての従業員に目指してもらいたい上位3つの目標は何ですか?

  1. 常にお客様を第一に、すべての受験者一人ひとりに素晴らしい受験体験を提供すること
  2. 当社の財務目標を達成すること – これはすべてのビジネスの成功には欠かせません
  3. 当社のオープンで、誠実、そしてインクルーシブな文化を引き続き促進し、実践すること

今後2023~2024年に業界で見込まれる大きな変化にはどんなものがあるでしょうか?

  • 試験団体では受験者を消費者と見なす傾向にあり、従来よりアクセスしやすくより便利な環境が求められていると考えています。これはいい点を突いており、当社でも重視していくべきですが、同時に看護師/医師/金融プロフェッショナルなどを目指す受験者からサービスを受けている一般消費者の便益も考えなければなりません。アクセスや利便性のニーズと公正で妥当な試験実施のバランスは、業界の課題に対処していくうえで2023年以降も重要な要素であり続けるでしょう。
  • 一部の試験プログラムは「実存的」な課題にも直面しており、その価値や関連性、必要性の実証が求められています。したがって、すべてのプログラムが、試験や資格プログラムによってどのように人々の生活を守り、消費者や雇用者と従業員に付加価値を提供し、全体的なサービス品質を向上させているかをデータで示すことが必要になるでしょう。
  • 多くのプログラムがグローバルに運営されているために生じる現在進行形の別の課題は、さまざまな権限において受験者データを管理・処理するすべての担当者による、頻繁に改正されるサイバーセキュリティやデータ保護、データプライバシーに関する各法(GDPR、PIPL、FedRampなど)の遵守を徹底することです。当社ではかねてからお客様とともに、またお客様の代理を務める際に、この重要なビジネス動態に重きを置いています。とはいえ各国の規制は浸透の度合いを増しており、組織の運用環境は極度に厳格で負担を強いるものとなって、グローバルな試験プログラムの管理はさらに複雑化しています。
  • AI全般:昨今出現したChatGPTなどのツールは、早くも学生の成績評価に混乱をもたらし始めています。私たちは業界として、AIのもたらす脅威とチャンスに注意を払う必要があります。AIはたしかに、特に論文課題においては新たな形のカンニングを可能にするものですが、コンテンツ開発者にとっては強力なツールともなり、試験においては多数の試験解答を集合的に分析して例外や不正行為の疑いを検出することで、セキュリティの確保に役立つことも考えられます。AIは定着し、今後もこの分野の進展により混乱が生じることは間違いありません。私たちのセクターの向上と成長には、業界として進歩に遅れずついてゆきながらAIが提供する機会を識別する一方で、新たなリスクが発生しそうな場所も特定していくことが必要になります。

ビジネス目標を達成するために、ピアソンVUEの従業員一人ひとりにどのような資質を期待しますか?

私たちが、引き続き1つのチームとして、オープンかつインクルーシブな文化のもとで協力し合って業務を行なっていくことを望みます。私たちは個々の集合体だからです。常にクライアントや受験者を第一に、新しい概念に対する好奇心と柔軟性を持ち、自身の判断力を最大限に駆使してください。

ピアソンVUEの従業員一人ひとりがビジネスの成功に貢献するには、何ができるでしょうか?

私たちが成功するには、1つのチームとして協力し合うことが欠かせません。私たちは人々が認定を取得してキャリアアップする手助けをしていますが(「受験者を獲得者に変える」という言い方をしますね)、このプロセスには多数の工程が関係してきます。新しいソフトウェアのコードを書く、クライアントからの問い合わせに対応する、試験を配信する、あるいは試験を監督する。どれも、当社のクライアントが必要とするサービスを提供するために重要な役割です。

また、クライアントにサービスを直接提供するとき、セールス電話をかけるとき、近所の人や業務に関連して出会った人と話をするときも、私たちはみな販売プロセスに関わっています。

ピアソンVUEが最適な人材を惹きつけて維持し、選ばれる企業であり続けていることについてどう思いますか?

1つ言えることは、会社が個人を所有するのではなく、人々がそこで働きたいと思い、自分の価値を実感できる望ましい環境と文化を作り上げるのは、チームとしての私たちにかかっているということです。つまり私にとっては、オープンかつインクルーシブで、仕事の動機付けとなるようなミッションを持つという、望ましい企業文化があるかどうかです。結局のところ、看護師や医師、会計士、あるいはサイバーセキュリティの専門家を目指す人であれ、運転免許証を取得しようとしている人であれ、そのキャリアアップを手伝うことが、最も私たちを駆り立てているのです。私たちは実際に、キャリアアップを目指す人たちの役に立っています。これからも受験者を獲得者に変えていきましょう!


About Pearson VUE

Pearson VUE has been a pioneer in the computer-based testing industry for decades, delivering more than 16 million certification and licensure exams annually in every industry from academia and admissions to IT and healthcare. We are the global leader in developing and delivering high-stakes exams via the world's most comprehensive network of nearly 20,000 highly secure test centers as well as online testing in over 180 countries. Our leadership in the assessment industry is a result of our collaborative partnerships with a broad range of clients, from leading technology firms to government and regulatory agencies. For more information, please visit PearsonVUE.com.

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Greg Forbes, Global PR & Communications Manager
+44 (0) 7824 313448
greg.forbes@pearson.com
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ゲイリー・ゲイツ 博士
マネージング・ディレクター

2022年2月にピアソンVUEのマネージング・ディレクターに就任した、ゲイリー・ゲイツが過去1年の課題と成功を振り返り、2023年、そして今後当社の重点項目とすべき内容について語ります。

就任から1年が経ちましたが、最高の成果と最大の課題は何だと思いますか?

私にとって2022年の最大の課題は、20年以上にわたりピアソンVUEの運営において多大な成功を収めてきたボブ・ウェーランの後を、事業を一瞬たりとも中断させることなくスムーズに引き継ぐことだったと思います。私がこの課題にうまく対応できたかどうかは追って明らかになると思いますが、今のところ順調です。

今年最大の成果としては、まず、ビジネスを成長させ続けるために1つの素晴らしいチームとして協力し合えたことが挙げられます。このことは、新しい契約をいくつも獲得したことや、更新の時期を迎えていた大口契約をすべて維持できたことに現れています。ほかにもいくつか重要な戦略的投資を行いました。中でも注目に値するのが、Prepona(南米のコンピュータベースド試験の大手企業)の少数株式の取得と、PDRI(Personnel Decisions Research Institutes)買収のための契約締結です。PDRIは労働力評価サービスの信頼できるプロバイダーで、米国連邦政府との関係において重要な専門知識を持っています。

2023年と2024年に目を向けると、当社のすべての従業員に目指してもらいたい上位3つの目標は何ですか?

  1. 常にお客様を第一に、すべての受験者一人ひとりに素晴らしい受験体験を提供すること
  2. 当社の財務目標を達成すること – これはすべてのビジネスの成功には欠かせません
  3. 当社のオープンで、誠実、そしてインクルーシブな文化を引き続き促進し、実践すること

今後2023~2024年に業界で見込まれる大きな変化にはどんなものがあるでしょうか?

  • 試験団体では受験者を消費者と見なす傾向にあり、従来よりアクセスしやすくより便利な環境が求められていると考えています。これはいい点を突いており、当社でも重視していくべきですが、同時に看護師/医師/金融プロフェッショナルなどを目指す受験者からサービスを受けている一般消費者の便益も考えなければなりません。アクセスや利便性のニーズと公正で妥当な試験実施のバランスは、業界の課題に対処していくうえで2023年以降も重要な要素であり続けるでしょう。
  • 一部の試験プログラムは「実存的」な課題にも直面しており、その価値や関連性、必要性の実証が求められています。したがって、すべてのプログラムが、試験や資格プログラムによってどのように人々の生活を守り、消費者や雇用者と従業員に付加価値を提供し、全体的なサービス品質を向上させているかをデータで示すことが必要になるでしょう。
  • 多くのプログラムがグローバルに運営されているために生じる現在進行形の別の課題は、さまざまな権限において受験者データを管理・処理するすべての担当者による、頻繁に改正されるサイバーセキュリティやデータ保護、データプライバシーに関する各法(GDPR、PIPL、FedRampなど)の遵守を徹底することです。当社ではかねてからお客様とともに、またお客様の代理を務める際に、この重要なビジネス動態に重きを置いています。とはいえ各国の規制は浸透の度合いを増しており、組織の運用環境は極度に厳格で負担を強いるものとなって、グローバルな試験プログラムの管理はさらに複雑化しています。
  • AI全般:昨今出現したChatGPTなどのツールは、早くも学生の成績評価に混乱をもたらし始めています。私たちは業界として、AIのもたらす脅威とチャンスに注意を払う必要があります。AIはたしかに、特に論文課題においては新たな形のカンニングを可能にするものですが、コンテンツ開発者にとっては強力なツールともなり、試験においては多数の試験解答を集合的に分析して例外や不正行為の疑いを検出することで、セキュリティの確保に役立つことも考えられます。AIは定着し、今後もこの分野の進展により混乱が生じることは間違いありません。私たちのセクターの向上と成長には、業界として進歩に遅れずついてゆきながらAIが提供する機会を識別する一方で、新たなリスクが発生しそうな場所も特定していくことが必要になります。

ビジネス目標を達成するために、ピアソンVUEの従業員一人ひとりにどのような資質を期待しますか?

私たちが、引き続き1つのチームとして、オープンかつインクルーシブな文化のもとで協力し合って業務を行なっていくことを望みます。私たちは個々の集合体だからです。常にクライアントや受験者を第一に、新しい概念に対する好奇心と柔軟性を持ち、自身の判断力を最大限に駆使してください。

ピアソンVUEの従業員一人ひとりがビジネスの成功に貢献するには、何ができるでしょうか?

私たちが成功するには、1つのチームとして協力し合うことが欠かせません。私たちは人々が認定を取得してキャリアアップする手助けをしていますが(「受験者を獲得者に変える」という言い方をしますね)、このプロセスには多数の工程が関係してきます。新しいソフトウェアのコードを書く、クライアントからの問い合わせに対応する、試験を配信する、あるいは試験を監督する。どれも、当社のクライアントが必要とするサービスを提供するために重要な役割です。

また、クライアントにサービスを直接提供するとき、セールス電話をかけるとき、近所の人や業務に関連して出会った人と話をするときも、私たちはみな販売プロセスに関わっています。

ピアソンVUEが最適な人材を惹きつけて維持し、選ばれる企業であり続けていることについてどう思いますか?

1つ言えることは、会社が個人を所有するのではなく、人々がそこで働きたいと思い、自分の価値を実感できる望ましい環境と文化を作り上げるのは、チームとしての私たちにかかっているということです。つまり私にとっては、オープンかつインクルーシブで、仕事の動機付けとなるようなミッションを持つという、望ましい企業文化があるかどうかです。結局のところ、看護師や医師、会計士、あるいはサイバーセキュリティの専門家を目指す人であれ、運転免許証を取得しようとしている人であれ、そのキャリアアップを手伝うことが、最も私たちを駆り立てているのです。私たちは実際に、キャリアアップを目指す人たちの役に立っています。これからも受験者を獲得者に変えていきましょう!